2016年08月25日
メーカーズシャツ鎌倉“次世代のものづくりの在り方”講演会
メーカーズシャツ鎌倉創業者 会長:貞末 良雄氏
1993年創業のメーカーズシャツ鎌倉は「鎌倉シャツ」の愛称でビジネスパーソンに支持され、シャツの縫製工程のすべてで「メード・イン・ジャパン」にこだわりながら、一枚5.400円という値ごろ感を実現させています。日本のアパレル企業で先陣を切って製造から物流、販売まで一貫して手がけるSPA(製造小売り)モデルを確立し、現在売上高77億円。国内外27店を展開する企業です。
早めに会場入りし前の席を確保。準備万端でウキウキしていると反射的にペンを走らせました…“ゴールをどこに設定するのか?”会場の空気感もあったせいか日頃の自分に対する問いかけが言葉になりました。
講演は予想通りとても興味深いもので2時間があっという間でした。53歳での創業から悲願の東京丸の内 丸ビル出店(銀行や知人から失敗するからやめた方がいいとまで言われた。ところが年間約6万着、売上3億超、3分に1枚売れる計算で丸ビル内ではダントツの高収益テナント)までの道のりから世界有数の激戦区 ニューヨーク、マディソン街の路面店の成功など、困難に立ち向かいながらも不屈の精神と戦略で次々大きな成果を掴んでゆくサクセスストーリーを拝聴出来ました。感じたのは、嘘をつかない商品づくり(製造面)と原価率6割を占めながらも需要と供給のバランス管理することで過剰な在庫をせず、商品の回転率を高めセールせずに売り切る(販売面)という戦略の大胆さで、これまでのアパレルの常識を変えたという事。
心に残るいくつもの体験談とメッセージを忘れることなく反復し胸に留め、いつか自分の目標に反映します。目標は必ず達成出来ます。問題はその目標をどこにするのかが大切なんだと思います。
最後にこの様な機会を頂いた福井県商工会議所に感謝致します。有難うございました。