NEWS お知らせ

2018年12月28日

お知らせ

ことし一年を振り返って

福井は昨夜から雪がちらついて、さらに年の瀬という感じが増してきました。

昔に比べると一年を通してレースの服や小物を店頭やインターネット、またTVや街頭でも見かける様になり、レース=春・夏の素材 だけでは無くなった事は嬉しい事です。しかし私たちが目にする殆どのレース実は海外で安くつくられたものばかりです。大量に生産され、売れ残ればセールになり、さらに残れば廃棄処分・・そんなやり方では資本の大きな会社にかなわない!私たちがいる場所はここでいいのか?という疑問をずっと持っていました。しかし目の前の経営の事を考えると、とにかく機械を止めずに稼働させなければいけないという先入観もあり、先代からずっとこのやり方しかやって来なかったので、変化する事も出来ずにいました。

しかし、苦悩しながら苦しい中でも動きを止めずにいたからこそ、大きな柱となるべく目標を見つける事が出来ました。

その様な流れで、8月には福井県より“経営革新計画”に承認されました。11月には“ふくい逸品ファンド事業”に採択され、西川知事より認定状を授与されました。福井はかつて「繊維のまち」と言われており、私たちの編みレースも地域産業資源に指定されています。今後、他では真似出来ない発想や技術を国内外にアピールしていきたいと思います。

わくわくするようなレース、関わった人みんながハッピーになれるようなものづくりを目指して、来年も突き進んでいきたいと思います。どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。

森川嘉子

 

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